卵生メダカのケンカって実際どうなの?私の実感や対策について

みなさまこんにちは。
今回は、卵生メダカを始めようと思っている人が結構気にしているであろう、ケンカについてです。
メスがオスにやられてしまって、折角手に入れたペアが終わってしまった…というのはレベルの上がった愛好家であっても聞かれる話ですし、ある種避けては通れない永遠のテーマ、というところでしょうか。
ものすごく綺麗なのに、気の荒さが原因で手が伸びないなんて種も結構多いですよね。

ここでは主に私がアフィオセミオンや一部年魚を見てきての所感をお話できればと思います。

毎度の話ですが、私が書いているものはあくまで私の感想であって、誰にでも当てはまるものではないし誰に押し付けるものでもないです。
ご自身にとって使えそうな部分を、上手に切り取ってご活用していただければ幸いです。

1-1 実際のところ飼育してみて

まず感じるのは種によって気性は大ーきく異なるということです。

同じアフィオセミオンでも、ほとんど問題なく群泳できる種がいる一方で相手が◯ぬまで戦いかねないようなものも存在します。
年魚でも群泳できるものからオス同士激しくやり合うものまで幅広く存在していて、事前知識なしで卵生メダカを入手するのはなかなかリスキーではあるかなと感じます。

とはいえ卵生メダカの種ごとの特性などについての情報は基本見つからないのが普通です💦
まれに海外サイトで飼育所感があったり、日本のページも中には見つけられますが、それがどこまで信用できるかというところもなかなか😅
実際のところは自分が入手したペアを飼っていた里親・飼育者に聞いてみるのが最も確実な体感を聞くことができるのではと思います。
欲しいメダカが見つかって、譲ってもらえることになった時は飼育者に気になることは根掘り葉掘り聞いてみてください。

次の項目では実際に私が飼育したアフィオセミオンをいくつか例に挙げてみようと思います。

1-2 Aphyosemion ocellatumの場合

低温種であるため難種に含まれるオセラータムですが、性格は比較的温和で数十匹まとめて飼育していてもヒレが破かれることすらほぼ見られず群泳状態を維持できます。

ただこれはロカリティによっても大きく違うようで、上に書いたものはAphyosemion ocellatum Mollo RC 2023-53での話、別のロカリティAphyosemion ocellatum COFE 2010/01では個体の動きも機敏で激しめ、ヒレも破れているのが見受けられることがあります。

このように同じ種間でも違いがあったりします。
インターネット上で手に入る情報ではロケ別の違いまでは書かれていないことがほとんどだと思います。
実際にそのロケを持っている人しか分からない実感は、直接聞くしかありません。

1-3Aphyosemion bochtleriの場合

非常に激しくやり合います。
若い頃はそんなにでもないですが、繁殖可能サイズを超えたあたりから非常に高い攻撃性を見せることがあります。
常に争っている訳では無いですが、突如スイッチが入りえげつない戦闘をおっぱじめます。

見た目には大きなケガもなさそうであっても戦いのダメージというのはあるのか、落ちてしまう個体が出ることも。
水槽内を水草でいっぱいにして飼育していた頃は複数同居も問題ありませんでしたが、隠れ家がない環境ではメスがやられてジ・エンドとか、増やすことができた後もオス同士で◯しあって選び抜かれた上個体オスがだんだん減っていく…
こういうことが起きがちです。

リスクを避けるなら水槽内を隠れ家でいっぱいにするのが望ましいと個人的には思います。

1-4 Aphyosemion splendidum RC22/10

これも若い時はそこまで酷くはないですが、成長したオスは相当に激しいです。
この種はヒレが非常に長く伸びて美しいのが特徴なのですが、オスが水槽内に複数居ると自慢のヒレは何度もちぎられ、伸びることを許されません。。。

(これでも伸びていない方、長期単独オス飼育でまだまだ伸びます)

水槽内を水草で隙間無く埋め尽くして、他のアフィオでの経験上これなら大丈夫だろう!という環境を作りましたがこの種に関しては駄目でした。
じゃあ◯ぬのかといえばそこまでではない気もしますが、長く伸びたヒレを一切鑑賞できなくなってしまうのでオスは1匹のみという環境以外は受け入れられませんでした💦


というように、同じアフィオセミオン内でもかなり幅があります。
私が飼っている種の都合上初級種などは紹介できませんでしたが、非年魚のなかでもそれこそガードネリーであったりといったものなど比較的温和なものも飼育が容易なものも存在しています。
個人的には気が荒いものの中に好きな種が多いのでそちらに突撃してしまいますが、最初はリスクの少ないものがいいかもしれません。
可能な限り調べごとをして、その上でできれば実際に飼育している愛好家に話を訊いてみていただけたらと思います。

2 じゃあどうするのか

まずは隠れ家を作ることがおすすめです。
水草をこれでもかと投入するでもいいですし、産卵モップをしこたま何重にも束ねて作ってみてもいいかもしれませんね😅
産卵場所が分散してしまうというデメリットもありますが、せっかく買ってきたペアのどちらかが◯されればその時点で終了~となってしまいますので、背に腹は代えられないかもしれません。

あとは空腹にさせないというのも有効かもしれません。
腹が減りだすと気が立ってくるのは恐らく魚も一緒みたいです。
あげすぎはよくないですが、定期的にしっかり給餌するのは必要かもしれません。

魚が増えた場合は複数匹を同居させていると、強い個体の攻撃が分散します。
今までしてきた話と矛盾しているように見えるかもしれませんが、種によっては群泳させて特定の個体に攻撃が集中しないようにすることで結果的に多くの個体を生存させることができたりします。
これは他ジャンルの熱帯魚でも言われているところではありますね。


ただし前述したA.bochtleriやA.splendidumといったものは例外で、分散を狙ってもしっかりしばかれますので種ごとの見極めも重要でしょう。

それからなるべく広い水槽を準備する、ということでしょうか。
広い水槽では比較的落ち着くこともあるようです。
ただもちろん保証はできません💦
大きな水槽でも落ちる時は落ちます。
ですがS水槽程度の繁殖水槽よりはやりやすいと感じます。
ただ比較的小さな水槽をたくさん並べてたくさんの種をコレクションするというこの趣味の習性上、大きなストック水槽はなるべく使いたくないところかも。
同居が難しい種は増やしすぎない、というのも必要かもしれません。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
今回は「卵目永遠のテーマのひとつ」についてお話してみました😅

私も今だに荒い連中をどうやって上手くいなそうか、と考えて試行錯誤していますが明確な答えは出ていません。
こういった問題に対して観察して思考して、いろいろ試して一歩ずつ進んでいくのがこの趣味の醍醐味だとは思うので、ここに書いてあることも右から左へと流しつつ^^;ご自身で実験を繰り返してみていただけたらと思います。

「正解」が溢れていて、「正解」ばかりを最短距離で追い求めてしまいがちな現代社会ですが、私はこうやってあーでもないこーでもないと考えて探し続ける、水槽をいぢりつづける効率性もへったくれもない時間が割と気に入っています。

たまには「すぐには出来なそうだなぁ」と思うことに手を出すのも楽しいですよ。
私には無理、と思う人にこそこの趣味を味わってもらいたいと思う今日このごろでございました。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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